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不動産投資の動画講座
20年間地方公務員だった、行政書士の天野ひろしです。
公務員の昇任試験。受けたほうがいいのか?元公務員の私が解説
私は2017年3月までの20年間公務員をしていました。
いよいよ「公務員採用試験」が始まるころですね。で、実際に公務員になるととりあえず一安心する方も多いかと思います。
ですが、実は公務員になるとまたすぐに試験が待っているのです。今やっと苦労して公務員になったかたは、驚かれると思いますが、採用されて、2年目の夏には今度は公務員の「昇任試験」がまっています。
なんか、試験ばっかりみたいに感じますが、その昇任試験を合格してしまえば、しばらくはありませんのでご安心を。次に試験を受けるときは、中間管理職になる40歳以降に、課長になるための適正検査のような、「昇任試験」があります。
公務員になると、色んな部局に行くことになりますが、福祉関係の部局に行けば「社会福祉主事」といった通信の勉強で資格を取らされたり、試験はなくても色んな勉強をしなくてはなりません。なので、試験勉強などが嫌だという方には公務員は向かない可能性もあります。
ですが、「公務員の昇任試験」を実は受けないという方もいるのですが、実際「公務員の昇任試験」は受けたほうがいいのかどうなのかということをお伝えしたいと思います。
公務員の「昇任試験」を受けないといけないのは、公務員として最低限知っておかないといけない知識を身に着けているかを確認するためというのは表向き、実は・・・
公務員になって2年目ななると受験する、公務員の「昇任試験」を受けないといけないのは、公務員として最低限知っておかないといけない知識を身に着けているかを確認するためです。
なので、なるほどでは、しっかり勉強しないとという方がほとんどなのですが、実はこの公務員になって2年後の「公務員昇任試験」を受けようとしない人もいます。
そんなこといいの?と疑問になるのでしょうが、実はこの公務員の昇進試験はどちらかというと、実は・・・採用した側の教育がどれだけなされているのかということがポイントで、公務員を採用しておきながら、公務員としての最低限の知識を身につけさせていないとすると、採用した側の官公庁の責任者が、問題になってしまうという本音があるのが分かっている人たちだと思います。かしこいですね
なので、人事課などの職員としては面白いことに、2年も3年も同じ公務員の昇任試験に受からない人を最終的には受かるように促してしまうというところがあります。これって、試験ではないですよね。
結局公務員になって2年目の人たちに人事課としても、職員にきちんと公務員として最低限必要なことを教育し、職員は全て最低限知っておくべきことをきちんとみにつけて、日ごろの業務にあたっているという美しい理想を押し付けている感じになります。
実際の公務員昇任試験に臨むころは、仕事も慣れて来て、なかなかハードな仕事量をこなすので必死な時期に、この人事課のご都合で受けさせられるといっても過言ではない、公務員昇任試験を受けさせられるのですから、勉強不足で受からない人も出るのは仕方ないところもあります。
変なことに、この体裁だけを整えたい人事課側の思惑の公務員昇任試験の勉強時間が割けないくらい一生懸命仕事をしている人が合格しないことがあります。当たり前ですが、勉強が十分にできる時間が無かったので仕方ないのですが、この後の中間管理職以降の昇進の遅れにつながっていってしまうという酷いことになります。
一生懸命やっている職員が昇進が遅れ、形だけ、体裁だけ整えたい人事課の思惑に従えたものだけが昇進するというのは、なんだかおかしな話です。
ですが、さらにおかしなことが発生するのが、40歳以降にやってくる、公務員試験の中で「課長への昇任試験」のときです。
公務員の「課長への昇任試験」というのは、なんだかおかしな試験です 課長や部長になりたい理由は「年金が沢山ほしいから」
私は主任主査の時に公務員を退職しているのですが、40歳以降で、50歳くらいになると公務員の「課長への昇任試験」を受けることが出来るようになります。
ですが、この「課長への昇任試験」はちょっとおもしろいです。
何が面白いかというと、ちょっとロシアンルーレット的なところがあるからです。
それは、部下が問題を起こすと、課長が責任をとったり、その上の役職の部長が責任をとったりと、自分の責任でないことで、責任問題に巻き込まれる可能性が急激に高くなるポジションだと言えるからです。
特に、事件事故などにつながりやすい難しい部署の課長になると、いつ責任を取らされるか分かりませんので、毎日気が気でないようなこともあるかと思います。
反対に事件や事故が起きないような平和な部署に着けたのなら、楽勝です。
ですが、課長にならなければそんな部下の責任を取って辞めるなんてことや、減給などになることなんてないわけです。
ですから、かしこい人は公務員の「課長への昇進試験」を意図的に受験しないということが起きます。
実際私が感じるのは、公務員の「課長への昇進試験」を受ける人は、現実が分かっていないか、昇進することへの憧れがある人だと思います。
ですが、課長や部長になっても、定年になれば、即用無しになってしまうのに、なぜ頑張るかというと、それは「年金が沢山ほしいから」だけです。
どういうことかといいますと、公務員の年金の支給額は「最終もらっていた給料を基準に計算されるから」なのです。
これって、やめてほしいですよね、そんな気持ちでいい仕事ができるわけがないじゃないですか。
本来なら、上に立つべき人間というのは、人間的にも優れ、皆から慕われているやる気のある人を付けるべきであるはずなのに、なぜか、「年金の支給額が多くなるから」という理由で昇進試験を受けている輩ばかりなのには驚きです。そんな人に上に立ってほしくないですよね。
公務員は主任主査以上になってくると、実は「降格願い」というものを出して降格することができるようになってます
昔は、公務員という仕事がきつくなかった時代があり、そのころには存在しなかったのですが、現在は昇格の反対で、「降格願い」というものを受け付けてもらえるようになっています。
公務員の仕事には、私もやってましたが、精神的に追い込まれてしまうようなきつい仕事が数多く存在します。
そのため、なんとなしに昇格してしまったけれど、仕事がやり切れないで「うつ」を発症してしまうような人もいるのです。
そういった人のために「降格願い」というものが存在しています。
仕事が出来ていない、苦しいということを上司に言ったり、見てもらったりしているわけですから、上司がすぐに対応すべきはずです。
結局なぜこういうことが起きるかというと、「上司はあなたのことを見ていない」「上司はあなたが苦しんでいても他人事だと思っている」からです。
なので、この「降格願い」というものが存在しているのです。
もっと早い対応が出来ていれば、「うつ」などの精神疾患にかからず元気に仕事が出来ていたはずなのに、そこに追い込ませた責任をとらない、とらなくても問題ないというのは公務員や会社員の組織の怖いところです。
公務員も会社員も結局、若いころは本当に世のため人のために働いてやろうとやる気に満ち溢れていたのに、定年に近づくと、「年金」のことしか頭の中にないというお粗末な現状です。
採用されると、「年金の支給金額で頭がいっぱい」のお粗末な上司の下で働かされることになりますが、それでもあなたは公務員になりますか?
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